早 半月前の話になってしまいましたが 西伊豆撮影旅行の楽しみの一つに 伊豆の長八美術館 を見学する事も目的にしてました

入江長八は文化十二年八月五日(一八一五年)伊豆国松崎村明地に生まれました。父は兵助、母はてごといって貧しい農家の長男でした。生来の手先の器用さに将来は腕をもって身をたてようと志し、十二歳のとき同村の左官棟梁関仁助のもとに弟子入りし十九歳の時、青雲の志やみ難く江戸へ出て絵を狩野派の喜多武清に学びました。こて かたわら彫塑の技を修めてこれを左官の業に応用し、漆喰を以て絵を画き或は彫塑して華麗な色彩を施し、新機軸をひらいてついに長八独特の芸術を完成しました。(HPより抜粋)

いや~ まずこの美術館の建物の素晴らしさにビックリして 館内の入江長八 の鏝絵 を見て度胆を抜かれましたよ  鏝絵(こて絵)と聞いてたんで 左官職人が土蔵の飾りに鏝で漆喰を塗りつけて描く程度の認識で作品を見たら 超繊細な室内用装飾品とも見間違うほどの作品で 細かい作業に神を見ました(笑)

この美術館が 伊豆の長八美術館 です なんとも素敵な建築物でしょうか

長八美術館を設計した石山修武は、同美術館が受賞の対象となり、建築界の芥川賞といわれる 吉田五十八賞を受賞しました。 このことは、建築に参加した多くの左官職人の持つ古来より受け継いだ技術と、新しい工法が実証されたものであり、職人の職人による職人のための美術館、その技術の枠を結集いた建築が広く認められたもので 古さの中の新しさを感じる建築物です

天皇皇后両陛下もご訪問されたみたいで 記念碑もありました(笑)

館内に入ると 係りの人が漆喰と鏝絵について説明してくれて

こんな 虫眼鏡 を渡してくれます

この美術館に展示されてる作品はすべて 入江長八 の作品なんですが

一見すると絵画に見えますね~

ところが 虫眼鏡 で拡大してみると 鏝で漆喰を盛ったり 削ったりして
描かれ 鏝絵に彩色を施した 長八独自の技法で作られた 鏝絵なんです

どうですか~

この龍の繊細な表現 鏝で細部まで丁寧に表現してます

いや~ 度胆抜かれましたよ(笑)

 この人物が 伊豆の名工 入江長八 ですよ

館内の意匠も 斬新で先鋭的でした

さすが 吉田五十八賞 を受賞しただけの事はありますね

今回 僕と一緒に旅をした相棒のN-Box と 長八美術館のツ-ショットです(笑)

ガソリンあまり食わないんで長距離は助かりますね

この後 車をここに残して 松埼町のナマコ壁通りを散策したり

食事をしたりと 西伊豆を楽しみました

そうそう ここ写真撮影 自由でしたよ 美術館は撮影禁止が多いんですがね

後に続きます

ご訪問ありがとうございました